皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
当社を取り巻く環境を見ると、2023年5月、新型コロナウイルス感染症が2類相当から5類に変更されて以降、日本経済は回復の道筋を辿ってきています。その一方で、労働力不足と資源高に関しては現在も続いており、物価と賃金の好循環サイクルの構築が当面の我が国の課題となっております。
このような環境の中で、2024年3月期の連結業績は経常収益が前期比4.5%マイナスの852億19百万円、当期純利益は14.4%プラスの108億74百万円となりました。また、2025年3月期の連結業績予想は経常収益が前期比3.2%増の880億円、当期純利益は1.1%増の110億円を見込んでおります。
当社は2024年5月、「第5次中期経営計画Plus」を開示しました。2024年以降も、徹底したソリューションで地域のお客さまのお役に立つという方針のもと、「Vision’25」の実現を目指すという考えは変わらないことから、2023年度に終了する予定であった「第5次中期経営計画」を2025年度までローリングしております。ただし、ローリングにあたっては、環境変化や中長期展望からのバックキャストを踏まえ、重点戦略を見直しました。
Vision’25公表以降、徹底したソリューションビジネスを行うためのポテンシャルを上げてきました。そして、お客さまの夢に共感し、その夢の実現のお役に立つという価値観が「第5次中期経営計画」を通じて職員に浸透してきました。そこで、「第5次中期経営計画Plus」での更なるプレゼンスアップです。定着しつつある営業スタイルで、プレゼンスを上げていくことをさらに強めていく2年間にしたいと考えております。
地域の皆さまから愛される金融機関を目指して、役職員一同取り組んでまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。